プロフィール
建築設計、家具設計・製作の現場を経験した建築士として、不動産業を営んでいます。
北摂・大阪市内を中心に、住宅と店舗の提案を行っています。
設計の原点は、アトリエ系設計事務所を遊学した経験にあります。図面だけでなく、敷地や空間、使い手の振る舞いまで含めて考える。その姿勢は、今の仕事の軸になっています。
不動産業に携わる中で、ずっと違和感がありました。それは、物件だけが先に決まり、暮らしや使い方が後回しにされていることです。図面を読めば分かること。現場を見れば気づけること。家具や寸法から逆算すれば、最初に避けられる失敗。そうした視点が、物件選びの段階ではほとんど使われていません。
私は、不動産・設計・工事・家具を切り離さず、「どう使うか」「どう暮らすか」から物件の価値を考えることを大切にしています。特に、少人数予約制の飲食店や、暮らし方にこだわりたい住宅では、物件選びの時点で結果の大半が決まります。リフォームで何とかするのではなく、最初から無理のない選択をすること。それが、結果的にコストも負担も抑える近道だと考えています。不動産屋らしくないと言われることもありますが、売るための提案より、後悔しないための判断材料を出すことを優先しています。
物件は、資産である前に「暮らしや仕事の道具」です。その道具を、きちんと使いこなせるかどうか。住宅でも、店舗でも、物件が決まる前から相談できる存在でありたいと思っています。

